世界文化遺産である清水寺に春、夏、秋の年に3回行われる夜間特別拝観があるのをご存知でしょうか?清水寺の夜間拝観2023の拝観料と拝観期間はいつまで?など、気になることをまとめました。
・清水寺の夜間拝観2023の拝観料と拝観期間はいつまで?
・清水寺の夜間拝観2023のライトアップでの見どころは?
・清水寺の夜間拝観2023について まとめ
という流れで書いていきます!
ライトアップされて昼の姿と違った魅力を見せる清水寺を、あますことなく楽しんできてくださいね♪
清水寺夜間拝観2023の拝観料は?
さっそく夜間拝観の拝観料をチェックしてみましょう。
大人400円、小・中学生200円 となっています。
昼の拝観料とは別に設定されています。ちなみに昼間の料金も同額です(大人400円/小・中学生200円)。ただし昼間に拝観料を支払った場合、その日の夜間拝観は無料となります。
一度だけの支払いで、昼間の堂々とした清水寺も、夜間の神秘的な清水寺も堪能できて素晴らしいですね。
ちなみにいつ行っても観光客でにぎわっていますが、夜間の方が若干人が少ないようです。それでもあまり人込みが得意でなければ、夜間拝観ではないですが、早朝にお参りされることをおすすめします。
清水寺夜間拝観2023は予約できるの?
残念ながら予約はできません。予約の必要なし、と公式サイトには書かれています。
拝観料支払いの受付で並ぶのは、ある程度覚悟された方がいいでしょう。
その後の景観の美しさで、行列に並んだ甲斐があったと思えるはずです。
清水寺夜間拝観2023の拝観料はどこで支払う?
その拝観料はどこで支払うのでしょうか?
それは清水寺の境内にある、本堂入口の「轟門」となります。
本堂より先は拝観料が必要です。
本堂は国宝で、いわゆる「清水の舞台」と言われるものはこの本堂からせり出している部分です。秋にはここが無数の紅葉の中で浮かび上がっているように見えて、神秘的な光景を作り出しています。
こちらをゆっくり眺めるだけでも十分価値がありますので、ぜひ観覧してみてくださいね。
清水寺の拝観料で見ることのできる特別な場所
前述したとおり、本堂より先は拝観料が必要です。
拝観料を支払うことで、清水寺の本堂や清水の舞台を見ることができます。
さらに本堂から少し離れたところにある音羽の滝は、3本に分かれて滝の水が流れ落ちる珍しい構造をしています。3本の滝の水はそれぞれに意味があり、ご利益も違うものです。
3本の流れから一つを選んで、その霊水を一口飲むことで願かけをします。
正面から見て右端は「延命長寿」、真ん中は「恋愛成就」、左端は「学業成就」のご利益があります。どれも捨てがたいですが、恋愛成就を祈るなら真ん中ですね!
その際、願い事は一つだけにすることが注意点です。
また霊水を飲み過ぎるのも効果は半減しますので、純粋に本願のみを祈り、口にするのは一口程度にするとよいでしょう。
また口に含むのは生理的に合わない場合、小指を使う方法もあるようです。
小指を霊水につけ、乾くまで一切の会話をしないという方法でも同様のご利益が得られるようです。
静かに心にある願いに思いをはせながら、天に祈りを捧げられそうですね。
こちらも有料エリアとなっています。
他にも素晴らしい建物などたくさんありますが、本堂より先はこのような特別なスポットにアクセスできますので拝観料が必要です。
清水寺夜間拝観2023の拝観料の支払い方法は?
支払い方法は現金のみ(日本円のみ)となっています。
混雑時には事前に用意していくとスムーズでしょう。
大枚より、千円札と小銭をある程度お財布にストックしておくと回りやすいはずです。
境内には銀行やATMなどありませんが、清水寺近辺にはコンビニや銀行ATMが多くありますので、事前、もしくは直前に現金を手にしておかれるとよいでしょう。
清水寺夜間拝観2023の拝観料を割引にする方法はある?
清水寺の拝観料はなにか割引などがあるのでしょうか?
結論から言えば、個人で見てまわる分には割引などはありません。
団体割引などもありませんので、ある意味みな平等に拝観料を支払うことになります。
クーポンなども、残念ながら使えるものがないようです。
しかしこの拝観料(大人400円、小・中学生200円)で国宝などを楽しむことができ、夜間拝観ではライトアップされた紅葉や、美しい京都の夜景まで存分に楽しめることを考えたら、決して高いものではありませんよね。
清水寺夜間拝観2023の拝観料支払いの特例は?
例外として、教育機関の公式行事や修学旅行で訪れる引率の教員の方や、障害者手帳や療育手帳をお持ちの方は拝観料がかかりません。
教員の方は受付の際に身分証等と、行事での引率とわかる行程表等の2点の提示が必要です。
手帳をお持ちの方は手帳(原本)の提示でご本人と介助者1名の拝観料が免除となります。
なお、事前に往復はがきで減免の申請も可能です。拝観予定日の2週間程度前までに送るようにするとよいでしょう。そうすると返信用はがきが送られてきます。それを当日、参拝許可証として提示する流れとなっています。当日お忘れにならないようにお持ちくださいね。
清水寺夜間拝観2023の拝観期間はいつからいつまで?
春夏秋の年3回のみ、夜間拝観が行われます。この日程は毎年変わるようですので、2023年の日程を事前に把握しておきましょう。
2023年の秋・清水寺夜間拝観期間は
期間 | 11月18日(土)~11月30日(木) まで |
拝観時間 | 午後5時半~午後9時 受付終了 *予約の必要なし |
清水寺自体の開閉門時間 | この期間中は午前6:00開門、午後9:30閉門(午後9:00受付終了) |
となっています。
通常だと午後6:00,もしくは午後6:30には門が閉まってしまいますので、特別拝観でいつもは入れない時間まで境内にいられるのはワクワクしますね♪
夜間拝観の期間は2週間ほどと短いので、惹かれた方は早めに計画をたてることをおすすめします。
紅葉の見ごろはいつ?
例年11月下旬から12月上旬となっています。
夜間拝観の時期は11月中旬から下旬ですので、より確実に紅葉を見たい場合は11月下旬にお出かけの計画をされるとよいでしょう。
ただしこの時期は本当に混雑しますので、公共交通機関かタクシーでの移動をおすすめします。
清水寺夜間拝観2023のライトスポットでおすすめなのは?
清水寺では夜間拝観でライトアップを行っています。
約1000本あるといわれている紅葉が照らし出されて、鮮やかな朱色~黄色の光が広がっています。荘厳な建物と紅葉の光とのかけ合わせは、幻想的な光景となっていますよ。
また紅葉の光もさることながら、上空に一筋の青い光も現れます。
これは清水寺から京都市内上空に放たれていて、観音様のお慈悲を表わしているのだそうです。
ここではそのライトアップでおすすめのスポットをご紹介します!
・「三重塔」(重要文化財)
国内最大級の高さといわれています。光に照らされて京都市内を眼下におさめるその立ち姿は堂々としていて美しいです。遠くから全貌を見るのがおすすめです。
・「仁王門」(重要文化財)
2003年に修理され、再建当時の朱色を取り戻しています。光り輝いた極彩色を堪能できます。
・「本堂」(国宝)
いわずとしれた、とびっきりの名所ですね。
ことわざの「清水の舞台から飛び降りる」という舞台は、この本堂にあります。
錦雲渓にせり出した本堂の「清水の舞台」が、光をはらんだ紅葉に包まれる様子は圧巻です。
奥の院の上から写真撮影する方が、全体像が撮れてよいでしょう。
また、本堂下から紅葉越しに建物をあおぎ見るのも違った風情がありおすすめです。
清水寺夜間拝観2023の概要
清水寺の夜間拝観2023についてまとめます。
・春(3/25~4/2)、夏(8/14~16)、秋(11/18~30)の年3回開催。
上記期間中は午後9:30まで開門時間を延長(午後9:00受付終了)
・時間は午後5:30~午後9:00 受付終了
・拝観料は 大人400円/小・中学生200円
割引はありません。特定の方は拝観料が免除。
昼に拝観料を支払った方は、その日の夜の拝観は無料。
・ライトスポットで、今ならではの京都の秋景色を楽しんでください!
おすすめは「三重塔」「仁王門」「本堂」です。
それから追加情報です!
・今度の特別拝観では「月の庭」で知られる成就院庭園も特別公開されます!
高台寺山を借景とした庭園は別名「月の庭」と呼ばれ、京都屈指の名園として知られています。
月明かりが池に映る姿が美しいと高名な庭で、通常非公開のエリアです。
〇11/18~30日の期間 *予約の必要なし
時 間 | 午前9:00~午後4:00 受付終了、午後6:00~午後8:30 受付終了 |
成就院庭園特別公開拝観料 | 大人600円、小・中学生300円(清水寺入山料は別途必要) |
いつもは見られない、月夜の庭で過ごせるなんて特別感があります♪
静かな建物の中で自然の音にじっくり耳を傾けるのも、秋らしい情緒を感じていいですね。
清水寺夜間拝観2023のまとめ
年に3回しかない特別な夜間拝観の機会です。
ライトアップされた紅葉と歴史ある建物との融合が神秘的で、目の前で広がる景色に感動できそうですよね。
大切な誰かと訪れたい場所です。
期間は短いので、早めに計画を立ててみてくださいね。
注意事項として、境内は禁煙、茶店の店内以外での境内での飲食は禁止です。
そのようなことに注意して、大切な人と楽しい時間を過ごしましょう♪
■アクセス
(市バス)
・JR京都駅→206系統・100号系統 「五条坂」下車、徒歩約10分
(京阪電車)
・「清水五条駅」下車、徒歩約25分
・「七条駅」下車→市バス206系統・100系統「五条坂」下車、徒歩10分
・「祇園四条駅」下車→市バス207系統「清水道」下車、徒歩10分
(阪急電車)
・「京都河原町駅(四条河原町)」下車→市バス207系統「清水道」下車、徒歩10分
(マイカー)
清水寺境内には駐車場はありません。
近くの一時預かりの駐車場は、京都市清水坂観光駐車場 など複数あります。
※時期によっては周辺道路が非常に混雑します。公共交通機関やタクシーのご利用をおすすめします。
■所在地
住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294
電話番号:075-551-1234
公式サイト:音羽山 清水寺